Suitcase8Jの使用感はどうですか?と聞かれたら、返答に困ってしまうかも知れない。QXとIllustrator中心の僕の仕事環境では、Suitcase
8 XTのおかげで、ふだんはその存在を意識することがなくなってしまったんである。いまからじゃ昔に戻る気がしないってのが正直なところ。
あえて不満点を探せば...
●New CIDフォントがTrueTypeフォントと認識される。また、グループがすべて「CID」でまとめらる。
※表示フォント名を編集すれば本来のグループで表示される。
●マニュアルがちょっと分かりにくい(と思う)
フォントをフォントフォルダから外すっていう手順に、しっかりと紙面を割いてほしかった。
●フォントのプレビュー用のウィンドウはあるんだが、そこから直接フォントをON/OFFできればなお良し。
それから、かなり強力なSuitcase 8 XTだけど、個人的に機能アップを期待したい点。
QXドキュメントでSuitcaseが管理してないフォントが使われていた場合、置換ダイアログは出せるものの、置き換えフォントとして「その時点でアクティブになってるフォント」からしか選べない。このときに「管理下にある非アクティブフォント」の中から自由に選べるともっといいんだけど。
ライバル製品はアドビのATM Deluxeになるんだろうが、残念ながらさわったことないんで、今回は機能比較はパス。期待してた人ごめんなさい。
ってことで、おしまいです。
●ちなみにソフトウェア・トゥーさんの製品紹介ページはこちらです。