白状すると、僕はこれから説明する「Suitcase 8 XT」をさわってみるまでは、ふーん、こんなもんかという印象しかなかった。相変わらずフォントが必要になれば、Suitcaseアプリを起動し、オン・オフを手作業で行わなきゃいかんから。しかし、このXTensionをインストールしてみて状況は一変...
このXTensionはQuarkXPressドキュメントを開いたときに、必要なフォントを自動的にアクティブにしてくれる親切な機能を持ってる。
さらにQX終了時には自動的にフォントを閉じてくれるし、貼り込んであるIllustrator等EPS画像でのみ使われているフォントも、同時に開いてくれる!
QuarkXPress中心のDTPやってる人には、夢のような「管理不要なフォント管理」ってやつが実現することになる。
たとえば、自分ではロダンやマティスといった和文書体を使わないけど、外部スタッフがそれらを愛用している場合。そんなときは、丸漢とスーツケースフォントをSuitcase8に登録しておくだけでOK(ふだんは当然OFFにしておく)。
あとは、受け取ったドキュメントを開くときに、Suitcase 8 XTが自動的にインストールされていないフォントをONにしてくれて、ドキュメントのレイアウトが確認できるってわけ。
「ふだんは愛用のフォント以外はインストールしておきたくない!」って人にとっては、お役立ち間違いなし。