組み立てPC「組み立て君1号」  ショップメイドの格安AT互換機。はまります。

 (コメント)最近すっかりPC-AT互換機な人になってしまった。その堕ち行く様を見よ(日記から再録)。

1月25日(月)
AT互換機が欲しい病にかかる









※ATXってのはマザーボード&ケースの仕様の一つ。一番ポピュラーだけど、でかいのが難点。
だんだん仕事のストレスが溜まってきたので、恒例の買い物で憂さばらしをすることに。いよいよ念願の、激安組み立てPC購入ツアーである。

秋葉原へ到着したのは3時半ごろ。車を駅前のパーキングに入れて、めぼしい場所をうろつき始める。いつもは極力目を合わさないようにしてるビラ配りおにーさん、おねーさんから有り難くチラシを頂戴して、喫茶店でしばし相場を検討。

セレロン300Aマシンで、大体7万5千円〜8万5千円くらいだな(PentiumII266MHzくらいに相当?)。マイクロATXとかいう小型のタワーなら6万円くらいなんだけど、この後のパーツの取り換えを考えると、やっぱりATXの方が良さそうだ。

狙いは決まったんだけど、自慢じゃないが組み立てパソコンショップなんて入ったこともない。数件のぞいて分かったのは、あの手の商品はオーダーが入ってから組み立てるらしく、現物は置かないのが常識らしいってこと。

で、結局、PC ●E●O(怖いので伏せ字)とかいうショップにしたんだけど、僕が偏見の目で見ているせいか、どうもΩさんのような気もする。しかし、こちらはΩさん系列ですか?と聞くわけにもいかないので、そのままオーダーしてしまうことにした。


 
セレロンは安い、早い、クロックアップできると3拍子揃ったCPUです。 で、店員さんに「セレロン300Aで、できるだけ安いの欲しいんですけど」(語彙が少ない...)って言ったら、勧められたのが8万5千円のモデル。ビデオカードを安いのにとっかえてもらえない?って頼んだんだけど「十分安いです」と一括されてしまった。多分、いま刺さってるのは2000円〜3000円のカードに違いない。メモリは64MB、ハードディスクは4.3GByteと、標準を下回るくらいのぎりぎりスペック。

それにWindows98のOEM版を付けると、1万6千円UPになるとのこと。まあ、いまさら95でもなかろうってことで、インストールしてもらうことにした。この辺、パーツの安さに比べてWindowsの高さをひしひしと感じるなあ。組み立てが終わるまで、秋葉原で時間をつぶすこと2時間、雨の中どでかい箱を受け取り、家まで車で運び込む。

ディスプレイは今使ってるNanaoのFlexScan 141Lが入力を2系統持ってるんで、Macと共用することに。省スペースでいいや、と思いきや買ってきたディスプレイ用ケーブルは規格が違う! Nanao液晶の専用ケーブルが必要だなんて知らなかった....しょうがないんで、Macの方を引っこ抜いてとりあえず起動チェックだけしてみた。

速度的にはこんなもんかな、って感じ。PentiumII300マシンを触ったことあるけど、それよりは若干遅い気がする。

それにしても許せんのが、おまけで付いてきたキーボードのカッコ悪さと作りのひどさ。それから、けちったせいで、サウンドカードがないんである。モニタケーブルもないし。特急で何とかせねば...


1月27日(水)
サウンドカードを差すだけじゃだめ?

さすがに音が鳴らないってのも寂しいんで、サウンドカードを差してあげることを決意。またもや秋葉出張で調達してきたモノは「ENSONIQ Audio PCI64」ってやつ。これは、CREATIVEっていうSound Blasterの本家本元が出してるんで、問題なかろうと思ったのである(ちなみに値段は3500円)。

しかし、サウンドが鳴る鳴らないのレベルではなく、フリーズするはSafeモードに落ちるは、ブラックアウトするは散々な目にあってしまった。ドライバを削ったり入れたり試行錯誤したけど結果は変わらず。これは何か根本的なことを間違ってるのかと思い、いろいろと本を立ち読みしてみた。

どうやら、サウンドカードってのは差すだけじゃダメで、出力端子にアンプ付きのスピーカを付けなきゃいかんようだ。もう、どよーん、という感じである。

ケース内にはスピーカが付いてるんだが??→



ここであきらめるのもシャクなんで、安売り店で1480円なりの激安スピーカを買ってきた。何たってMade in China。これ以上安いのはそうそう無かろうって代物(写真)。

で、家に帰って喜び勇んで出力端子につないだものの...やっぱりダメ。はっきり言って私のレベルではお手上げです。CREATIVEのホームページに行ってもそれらしい情報はないし、そもそも、起動時にハングしたようになったり、Safeモードになっちゃうのは、何かこのPCIカードとマザーボードの相性で致命的な問題があるような気がするのだが。まさか噂に聞くIRQの競合が原因じゃないだろうしなー。

それとも配線で見落としたことがあるんかなあ。ぶつぶつ。


1月29日(金)
ようやくサウンドが鳴ったです。
本日に至ってもサウンドが鳴らんっちゅう問題は解決せず。その道の権威(?)とおぼしき人にも聞いてみたんだけど、原因不明。

それならば、ってことで性懲りもなくまた秋葉へ出かけ、新たにサウンドカードを買ってしまった。今度は、A-Trendとかいう会社のYAMAHAのチップを積んだ奴をチョイス(また3500円もの出費...)。

ドライバのインストールも順調に進み、チャイナ製スピーカON..... 出ました!ついにサウンドが鳴った!(こんなんで感動してちゃどうしようもないけど)ついでにCDとカードをそれ用のケーブルで内部配線したら、ちゃんと音楽CDも鳴るようになったんである。

ひょっとして、前に購入したサウンドカードはいかれてたんだろうか。それともマザーボードとの相性が悪かったんか。まあ、こいつはとっておいて、自力で組み立てマシン2号を作るときに使ってみることにしよう。


2月6日(土)
さっそくビデオカードをチェンジだ!
ここんとこPC組み立て本を読み漁ってると、脳の中にRIVA TNTって文字が刷り込まれてしまった。何でも、このビデオチップは昨年の台風の目的存在であり、これまでのビデオカードを一気に陳腐化させる程の高性能を持ってたらしい。

PC用グラフィックカードの現状を見ると、2D性能はほぼ頭打ちで3Dグラフィック描画性能を競っているそうな。で、何が良くなるかと言うと、ゲーマー達が喜んでるんだと(ポリゴンぐりぐりのシューティングゲームとか)。

欲しい病にかかったので、秋葉は遠いから池袋までぶらぶらと買い物に出かけることに。ビックパソコンの地下にはDOS/Vパーツ工房があって、ひょっとしたら掘り出し物があるかも、って考えたのだ。で、そこでCREATIVEのGraphic Blaster(RIVA-TNT搭載)なるビデオカードを発見。梱包なしのバルク品で13000円という価格なんだけど、高いのか安いのか見当がつかないのが初心者の悲しいところ。

PCIスロット用ってのが引っ掛かったけど、現状ではAGPスロットのアドバンテージはそれほど無いみたいだし、とりあえず買っとくことにした。で、家に戻ってそれまで刺さってたTrio 3Dっていう安手のチップ搭載のカードを引っこ抜いて、差し替えてやった。ベンチマークを走らせると、確かにスクロールは3倍、3D性能は2倍以上とかなりの高速化。しかし、アプリケーションはIEくらいしか使ってないから、いまいち速くなったのかどうか分からないんだよね...


その後... ビデオカードはMillenium200Gへ、サウンドカードは光端子付きのへと、さらに変貌を遂げています。そろそろCPUも不満だし...

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