ACTION Files 1.0 母さん、僕のあのブーメランはどこへ行って.....(わかんないよねコレ) (コメント)結構優れもののコントロールパネルです。30日間試用版をインストールしてみた感想。
5月3日(日)
MacのOpen/SaveダイアログはWinにすら負けてるぞ!何とかせい。このコンパネの存在を知ったのは、NIFTY Serveの会議室だったかな。ACTION Utilitiesというユーティリティ・パックのコンポーネントの一つとして先行公開されたシェアウェアみたい。開発元はPower On Softwareってとこ。ホームページを読んでみると、かつての花形選手Now Utilitiesに含まれるSuper Boomerang対抗ソフトとして世に送り出されたらしい(ACTION Utilitiesのやたら元気なホームページは一見の価値あり)。
一言で説明すると、MacのタコいOpen/Saveダイアログ・ウィンドウを改善してくれるコントロールパネルです。
ユーティリティ通の人には、Super Boomerang(注)とDefault Folder、Dialog Viewを一つにしたようなソフトって説明した方が、イメージがつかめるかも知れない。
機能をかいつまんで説明すると、こんな感じ。
- 下の画面のように、Open/Saveダイアログウィンドウが、Finderライクになる。各項目で並べ替えたり、項目の幅をドラッグで変更可能。
- その場でラベル付け、リネーム、「情報を見る」、削除などFinderでできることは大抵OK。
- 標準では小さすぎるウィンドウサイズをドラッグするだけで自由に変更できる。
- お気に入りのフォルダを登録できる。もちろん、Recent(最近使った)ファイルやフォルダも選択できる。
- ダイアログの中でファイルやフォルダの「検索」ができる!(Finderの検索機能と同等)
(注)Super Boomerangってのは、Now Utilitiesに収められてた人気ソフト。開発元のNow Softwareは、どっかに買収されちゃったみたいです。あと、ブーメランもOS8非対応とかで、かなりのユーザがDefault Folderに流れたと思われます。
↑ Jeditのダイアログもこんな感じに生まれ変わる。
大事な仕事をしてる人はインストールは避けた方がいいかもね... もう一つついでに、ファイルメニューに「Save as...」(別名で保存)がある英語版アプリケーションでは、ダイレクトにお気に入りフォルダを選択してセーブできる。日本語版ソフトではさすがに動作してくれないけど、これは何とかローカライズしてもらいたいもんだ。
Open/Saveダイアログは、ここ数年進化が止まっているせいか、改善用シェアウェアが比較的活発に開発されている。メジャーアプリケーションとの非互換が解決されて、日本語OSでの動作も保証されれば、このACTION Filesは結構大本命になるんじゃないだろか。
まだ、Ver.1.0なせいか、あるいは日本語環境との相性かは分からないけど、動作は不安がいっぱい(何度か操作中にフリーズを経験)。でも、これって一度使うと手放せなくなりそうで怖い。ちなみに試用版は30日制限付きで、製品版は40ドルくらいだったと思います。